2004年05月15日(土) 19時11分
県警の昨年相談件数、2万1367件 3割が悪質商法−−今年も6099件 /千葉(毎日新聞)
◇今年もすでに6099件
県警が昨年受理した相談総件数6万5775件のうち、ヤミ金融による高金利の貸し付けなど、悪質商法に関する相談が2万1367件と3割以上を占めたことが、県警生活安全部のまとめで分かった。今年も既に6099件(3月末現在)で、昨年同期の2817件を大幅に上回っている。
県警生活経済課などによると、悪質商法に関する相談のうち上位は、違法な高金利などの金融関係(6284件)や、訪問販売などの特定商取引関係(618件)で、この他、違法にコピーしたパソコンソフト販売などもあった。
架空請求に対する相談も増えており、県警は注意を呼びかけるビラ約8万5000枚を配布。また、1人暮らしの高齢者を狙った悪質訪問販売対策として、県内全域で延べ91回、約6000人を対象に「出前防犯講話」を実施した。
相談の増加に伴って事件の摘発例も増え、02年に摘発した悪質商法事件は17件だったのが、昨年は51件。今年(4月末現在)は27件で昨年を超えるペースだ。主な事件としては、有名ブランドの紙袋を加工した「リメークバッグ」をインターネットで販売していた業者を商標法違反容疑で逮捕した。【曽田拓】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040515-00000004-mai-l12