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大熊院長らによると、死因は気胸による呼吸不全。事故は、栄養補給の点滴のため首から右鎖骨下にある静脈に直径三ミリの注射針を刺す中心静脈栄養法の手術で起きた。
方法が確立している一般的な手術だが、熟練医でも100%の事故防止は不可能という。
男性は重度の糖尿病で肺炎を併発し、左肺の機能を失った。内科医は、男性の右肺が肥大していたため、エコーを当てて血管までの深さを確認し、細い針で試した後に点滴針を刺した。その際、右肺の先端を傷つけてしまった可能性があるという。
大熊院長は「遺族に事実を伝え、おわびした。通常はほとんど死に至らないが、悪い条件が重なった。ミスと合併症の線引きは難しいが、今回はやむを得ない合併症と考えている」と述べた。
(小沢 伸介)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gif/20040515/lcl_____gif_____002.shtml