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同センターによると、男性は十三日午後八時五十五分ごろ、救急車で救急外来に運ばれた。男性の血液型はAB型だが、同日未明まで行われた手術中にO型の血液計千八百四十ミリリットルが輸血された。十四日朝、前日の輸血状況などを調べた職員が誤りに気づいた。
病院側の調査では、血液型検査のために採取した血液を、隣のベッドで治療を受けていたO型の患者のものと取り違えたらしい。検査室に血液を持ち込んだ看護師と検査室の担当者のいずれも、血液の入った試験管と医師が記入した検査(輸血)申込書の名前の照合を怠ったことが原因とみられる。一方、O型の患者は、輸血の必要がなく問題は起きなかった。
誤った血液型を輸血すると「急性溶血」などの死に至る重大な副作用が起こるが、AB型にO型を輸血した場合はその発現率が低いとされている。男性は意識もあり血圧、呼吸なども安定しているが、急変の可能性もあるため同センターで治療を受けている。
同センターは患者の家族に謝罪したほか、船橋署に事故を通報した。同センターは「重大な事故と認識している。詳しい原因の調査と再発防止に努めたい」としている。 (小川 直人)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20040515/lcl_____cba_____001.shtml