2004年05月15日(土) 00時00分
示談装う新手詐欺? 吉井署に相談が相次ぐ(朝日新聞・)
【息子】【警官】【保険会社】【被害者】 吉井署に13日、「警察官を名乗る人物らのグループから交通事故の示談金振り込みを求める電話がかかってきた」との相談が2件寄せられた。いずれも被害はなかった。同署は「オレオレ詐欺」をさらに巧妙にした新手の詐欺を図った疑いがあるとみて捜査する一方、管内3町の有線放送で各家庭に注意を呼びかけることにした。
同署によると、電話は同日正午から午後1時ごろにかけ、吉井町と浮羽町であった。
吉井町の女性は、まず「お宅の息子さんが事故を起こした。私は警察署のフクヤマです。息子さんに替わります」との電話を受けた。息子役は電話口で泣くばかり。
次に別の人物が「保険会社の者です。追突事故で過失は9対1です。幸いケガはなく、被害者は示談で済ませると言っています」。
さらに被害者役が「急いで大阪に戻らないかんのですわ。170万円でまけときますわ」と話し、再び保険会社員役が出て「現金を振り込んで下さい。早くしないと後々の示談がややこしくなる」と要求。女性が「息子に連絡を取るので待って下さい」と答えると、携帯電話の番号を伝えてきたという。
もう1件も同じような内容だった。
吉井署は「警察官が示談に介入することは絶対ない。こういう電話がかかってきたら、必ず警察に相談してほしい」と話している。
(5/15)
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=6407
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