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経営破綻した旧東京相和銀行から債権を引き継いだ整理回収機構が、商品先物取引大手「東京ゼネラル」（福岡市）と同社の飯田克己元会長に貸金などの返還を求めた訴訟で、東京地裁は１４日、請求通りに１２億１１２８万円の支払いを同社側に命じた。
東京ゼネラル側は、「東京相和銀行の元会長・長田庄一被告＝電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪で一審有罪、控訴中＝から増資への協力を依頼されて同行の株式を購入した結果、９億円余の損害が出た」として、損害賠償請求権と相殺されると主張したが、判決は「証拠がない」と退けた。
東京ゼネラルは、農林水産、経済産業の両省から商品先物取引の許可を取り消されている。両省は、商品取引所法違反などの容疑で同社を刑事告発している。(05/14 23:11)