2004年05月14日(金) 18時31分
「開発者逮捕は不当」 ウィニー事件で弁護団結成(共同通信)
ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を開発、違法コピーを容易にしたとして、著作権法違反のほう助容疑で東大助手金子勇容疑者(33)が逮捕された事件で、京都と大阪の弁護士10人が弁護団(団長・桂充弘弁護士)を結成、京都市内で14日記者会見し「逮捕は不当」とする声明を発表した。
声明は「ウィニーはネットワーク社会にとって非常に有用なシステム」と指摘。「あたかも著作権法違反をするための道具であるという誤った理解に基づく逮捕で、警察権力の不当行使だ」と批判している。
桂団長らは会見で「逮捕は創作活動を制約し、ソフトウエア開発の国際競争の中で日本にとって大きな損失につながる」と強調。金子容疑者の速やかな釈放を求め、京都地裁に拘置理由開示を請求したことを明らかにした。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040514-00000200-kyodo-soci