2004年05月14日(金) 19時04分
「ホームオブハート」問題 子供6人の処遇決定へ−−県・児童福祉専門部会 /栃木(毎日新聞)
那須町などで自己啓発セミナーを主宰する「ホームオブハート」の関連施設で、子供5人が一時保護された問題で県は13日、県社会福祉審議会の児童福祉専門分科会児童処遇部会を開き、これまでの調査結果を報告、出席した同部会の委員から意見を求めた。各委員から出された意見を参考にして県北児童相談所は近く、虐待などの有無を認定したうえで、5人を含む同施設にいた子供6人に対する処遇を決定する。
同部会は児童福祉の専門家や医師、弁護士ら6委員で構成されており、児童相談所の調査結果について客観的な視点から意見を出す外部組織。
県児童家庭課によると、県北児童相談所は今後、保護者や子供たちと処遇について話し合う。5人は先月7日、保護者の同意を得て一時保護されたが、期間は6月6日までで、必要な場合は延長される。
この問題では、紀藤正樹弁護士らが、児童福祉法違反、労働基準法違反、監禁の疑いで黒磯署に告発状を提出している。【仙石恭】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040514-00000004-mai-l09