2004年05月13日(木) 21時04分
スキミング事件 中国人経営者ら起訴事実を認める−−初公判 /熊本(毎日新聞)
エステ店の客からクレジットカードの電磁情報を盗んで保管したとして、支払い用カード電磁的記録情報保管の罪に問われた同市下通、元エステ店経営者、林文娟被告(39)ら中国人女性4人の初公判が12日、熊本地裁(堂薗幹一郎裁判官)であった。林被告ら3人は起訴事実を全面的に認めたが、元同エステ店従業員(29)は、カード情報の読み取りはしていないとして「共同正犯ではなくほう助に過ぎない」と主張し、起訴事実を一部否認した。
起訴状によると、林被告らは1月28日、不正に取得した同エステ店の客計76人分のクレジットカードの電磁情報計121件を店に保管していた。
検察側は冒頭陳述で、「林被告は取得した電磁記録を1件1万5000円で別の中国人に売ろうとしていた」と動機を指摘。中国人から記録読み取り用の機械「スキマー」を入手し、分離公判中の1人を含む4人と共謀し、04年1月9日から約3週間、客の衣類などから抜き取ったクレジットカードから電磁記録を読み取っていた。【門田陽介】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040513-00000004-mai-l43