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2004年05月13日(木) 18時51分

お金をだまし取られた ネットオークション被害急増 県警などに相談相次ぐ /宮城毎日新聞

 インターネット上で品物を競売にかけ、最も高い値段をつけた落札者が購入権を得る「ネットオークション」で、金をだまし取られる被害が急増している。県警に寄せられた相談件数は3月末時点で77件と、昨年同期の約3倍。仙台市消費生活センターにも被害が報告されており、利用者に注意を呼びかけている。
 県警生活安全企画課によると、相談者は20〜30代の若い男性が中心。パソコンやデジタルカメラを市価の半値ほどで落札したが商品が届かず、指定の口座に振り込んだ金も返ってこないというケースがほとんどだ。中には落札した車の代金として数百万円を振り込んだが、出品者と連絡が取れなくなり金をだまし取られた男性もいるという。
 ネットオークションを手がけるサイトの多くはID取得を出品者の参加条件にしているが、虚偽の住所や名前でも簡単に登録できるという。不正に入手した他人名義の口座を使い、振り込まれた金をだまし取る悪質なケースも多く、ネット犯罪の温床になっているとの指摘もある。
 匿名性が高いネット犯罪だが、電話会社の通信履歴をたどれば悪用者を特定することは可能。県警では「金を振り込む前に出品者と直接連絡をとり、ネット上の電話番号や住所が実在するか必ず確認してほしい。被害にあっても泣き寝入りせず、まずは警察に連絡を」と話している。【山寺香】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040513-00000003-mai-l04