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顧客情報の大量流出があった消費者金融大手、三洋信販(福岡市)と契約していた中信地方の女性が、架空請求で約五十万円をだまし取られる被害に遭ったと訴えていることが十一日、分かった。
北信地方でも、同様に架空請求されたケースがあるが、被害はなかった。流出した顧客名簿が悪用された可能性もあり、県生活文化課は「電話での請求は信販会社に確認し、請求が本物かどうかを確かめるように」と注意を呼びかけている。
県松本消費生活センター(松本市)によると、三月末、中信地方の女性宅に「管理センター」と名乗る人物から「個人情報流出で三洋信販は取引できなくなった。こちらに五十万円を返済してほしい」という内容の電話が二回あった。女性は、指定された東京都新宿区内の住所に電信為替で五十万円を送った。一週間後に三洋信販から返済を求める電話があり、だまされたことに気づいたという。
県長野消費生活センター(長野市)にも十日、北信地方の女性(57)から相談があり、数日前に「代行を受けた」とする人物から八十万円を振り込むよう電話があった。女性は三洋信販に確認。架空請求と分かったため送金しなかったという。