2004年05月12日(水) 19時10分
ヤフー恐喝、森被告認める 調書で「狙いは最高1億」(共同通信)
インターネット接続サービス「ヤフーBB」の顧客情報を入手し、親会社のソフトバンク(東京)から現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた元政治団体代表森洋被告(67)の初公判が12日、東京地裁(大熊一之裁判官)であり、森被告は起訴事実を認めた。
捜査段階で森被告が「高額を要求したら話がつぶれる。最高でも1億円脅し取れればいいと考えていた」と供述した調書が証拠採用され、検察側が一部を朗読した。
起訴状によると、森被告は知り合いでヤフーBB加入代理店副社長の湯浅輝昭被告(62)=恐喝未遂罪で分離公判中=と共謀。130人分の顧客情報をソフトバンク側に示して「流出が公になれば株価が暴落する。流出を止めるのに月数百万円、コンピューターへの侵入防止システム導入に10億−20億円がかかる」と脅したが、警察に通報され未遂に終わった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000180-kyodo-soci