2004年05月12日(水) 19時04分
ハンナン系列“幽霊会社”の申請量突出 950トン、日ハムに匹敵(共同通信)
元ハンナン会長浅田満容疑者(65)=補助金適正化法違反容疑で再逮捕=が幹部の2団体が牛海綿状脳症(BSE)対策事業の申請先リストを訂正したことで、ハンナン系列の営業実態のない“幽霊会社”「大阪ミートパッカー」の申請量が実は約950トンに上っていたことが明らかになった。
全国の371社が業界団体を通じて申請した総量12、626トン(取り下げ分など含む)の約8%に相当。業界最大手の日本ハムの938トン(取り下げ)や全国農業協同組合連合会(全農)本体の986トンと肩を並べ、突出していた。
12日までの大阪府警捜査二課の調べで、事業対象外の輸入牛肉20数トンがミートパッカーを経由して申請されたことが判明しており、同社は浅田容疑者らの牛肉偽装事件で中心的な役割を果たしたとみられる。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000174-kyodo-soci