2004年05月12日(水) 00時00分
干しシイタケ産地偽装で県が業者研修会(朝日新聞・)
輸入干しシイタケを大分産とする産地偽装が相次ぐ中、適正な産地表示を促そうと、県は11日、県内の約40の製造業者を対象に大分市内で研修会を開いた。食品の表示基準を定めた日本農林規格(JAS)法や県が導入を検討しているトレーサビリティ(履歴管理)システムについて説明した。
輸入品の干しシイタケは、96年からJAS法で原産国などの表示が義務づけられている。だが、県は02年7月以降、中国産を県内産と表示したとして、県内の4業者に改善を指示した。うち1業者は不正競争防止法違反罪で有罪判決を受けた。
偽装表示防止のため、県は02年、「県乾しいたけ品質表示等指導要綱」を定めた。今年度からは生産者名や出荷量などをコンピューターに記録し、輸入品の混入を防ぐトレーサビリティシステムの研究を進めている。
県内の干しシイタケ生産量は約1400トン(02年)で全国1位。国内シェア約30%を誇る。県農産振興課は「偽装は県産ブランドのイメージを失墜させる。許し難い行為で、県挙げて根絶を図る」としている。
(5/12)
http://mytown.asahi.com/oita/news02.asp?kiji=4256
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