2004年05月12日(水) 00時00分
低額IP電話導入=板橋区(朝日新聞・)
板橋区は、本庁舎と出張所など55の出先施設の電話設備について、インターネットを利用したIPネットワーク化することを決めた。区が選定した5業者への説明会は既に終わっており、5月末には受注業者を決定。05年4月からの運用を目指す。
区が現在使っている電話機のリース契約は今年11月末で終了するが、設備の老朽化などが目立っていた。このため、昨夏からIP化に向けた検討を重ねてきた。
導入による最大の効果は、加入者同士の通話料が無料になるなど、費用の削減だ。
現在、通信料、保守料、機器リース料など年間で約1億4千万円かかっている総費用に対し、通話料のダウンにより年間約1千万円以上の削減となる。将来的には、全国的にIP電話が普及すれば、無料通話対象が拡大し、さらに経費削減が見込めるという。
ほかにも、各施設ごとに発生していた料金支払い事務が一元化されたり、本庁舎と出先施設が内線で通話でき、交換台から転送することが可能になるなどのメリットも考えられる、としている。
(5/12)
http://mytown.asahi.com/tokyo/news02.asp?kiji=3045
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