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2004年05月12日(水) 03時02分

<ウィニー>公衆電話の番号表一部が流出毎日新聞

 パソコンのファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに、外部に出てはならないデータが蓄積され続けている問題で、新たに東京都内などに設置してある公衆電話の電話番号表の一部が流出していることが11日、毎日新聞の調べで分かった。公衆電話番号は高い公共性から個人の着信が許されず、犯罪行為などに使われる恐れがあるため公表されていない。NTT東日本(東京都新宿区)は事態を重視し、流出した電話番号を変更するとともに流出経路などの実態調査を始めた。

 判明した流出ファイルは、東京都内の十数カ所分と埼玉県内の1カ所分。東京都内のリストは、公衆電話の設置場所の住所と「○×バス停横」などの目印表記、電話番号の三つの項目から構成されている。

 NTT東日本によると、このうち7カ所が正しい番号だったため同日までに、電話番号を変更した。判明した流出ファイルの「情報欄」には、ナンバリングが施されていることから、他のファイルが存在する可能性もある。

 公衆電話は、同社が設置する場合の他、同社から委託された駅やビル、個人商店主らが設置する場合がある。委託の公衆電話でも、契約上守秘義務があり、番号は外部に知られることはないという。

 関係者によると、ツーショットダイヤルなどの有料電話サービスで、使用中の電話番号を登録するような場合、この公衆電話を利用すると、情報料を支払わずに済ませることができる。また、この番号を連絡先とすることで、身元を隠し犯罪行為などに悪用することも可能という。

 同社広報室は「こんなことは初めてだ。どうして流出したか分からない。あってはならないことなので、流出経路などの実態調査をしたい」と困惑している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040512-00000176-mai-soci