2004年05月11日(火) 00時00分

ＶＷに改善を指示 リコール遅れで国交省 （東京新聞）

　ドイツのフォルクスワーゲン（ＶＷ）の日本法人は十日、乗用車八車種の部品に不具合があったとして計約二万三千台のリコール（無料の回収・修理）を国土交通省に届け出た。五十件以上のトラブルがあったのにリコールの届け出が遅れたとして国交省は同日、文書で改善を指示した。

　対象は「ＶＷポロＧＴＩ」「ＶＷニュービートル」など八車種（一九九八年八月−二〇〇二年七月、〇三年二月−今年二月輸入）。ニュービートル、ポロは、クラッチケーブルの取り付け台座の溶接が不十分で走行不能になったり、スイッチの取り付け不良でブレーキランプが常時点灯するなどの恐れがある。

　同省はユーザーからの情報で昨年十一月と十二月の二回にわたり、調査を指示していたが、ＶＷ側の対応が遅れた。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20040511/mng_____sya_____011.shtml