2004年05月11日(火) 21時28分
三菱ふそう新車審査見送り 国交省、厳しい措置(共同通信)
三菱ふそうトラック・バスのタイヤ脱落問題で国土交通省は11日、同社製のトラックやバスの新型車のうち、最新ハブ(Fハブ)を付けた車両は、ハブの安全性の検証が済むまで、車両自体が基準に適合しているかどうかを調べる型式審査をしないことを決めた。
各メーカーは来年10月の新車の排出規制強化に向けモデルチェンジを進めている。三菱ふそうにとって検証が終わらない限り、新しい車を開発しても国交省の認証を受けられず、市場には出せない厳しい内容。
Fハブは、破損による脱落事故が相次いだA−Eの5種類ハブの後継として1994年以降生産されている最新型。これまで亀裂や破損は起きていないが、今年3月のA−Eハブのリコールの際、Fについても強度不足がないかどうかを調べる必要があるとされ、三菱ふそうがサンプル調査など検証を進めている。
国交省は型式審査を見送る措置のほか、同社が新たに開発するハブについても、安全性や耐久性に関する資料を書面で提出させ、審査を他社に比べ厳しくする。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040511-00000246-kyodo-soci