2004年05月11日(火) 13時53分
2団体の虚偽申請を把握 牛肉偽装事件で農水省(共同通信)
牛海綿状脳症(BSE)対策事業をめぐる元ハンナン会長浅田満容疑者(65)=補助金適正化法違反容疑などで逮捕=らによる牛肉偽装事件で、農水省は対象外牛肉が含まれていたとされる2団体経由の虚偽申請を把握しながら、公表していなかったことが11日、分かった。
中村敦夫参院議員(みどりの会議)の要求で、同省はようやく事業申請会社数と牛肉量が申請時と補助金支払い時で異なっていたことを示す資料を提出した。
2団体は大阪府食肉事業協同組合連合会(府肉連)と大阪府同和食肉事業協同組合連合会(府同食)。
中村議員に提出された資料によると、農水省が2002年10月に公表した申請会社リストで、申請会社は府肉連経由26社、府同食経由29社だったが、実際に補助金が支払われた先は府肉連経由で10社、府同食経由で8社しかなかった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040511-00000100-kyodo-soci