2004年05月11日(火) 19時24分
公取委が聴取の課長自殺 新潟市の官製談合疑惑(共同通信)
新潟市の官製談合疑惑で、公正取引委員会の事情聴取を受けていた市下水道建設課の小林久雄課長(55)が自殺したことが、11日分かった。
新潟西署によると、10日午前8時ごろ、新潟市的場流通の公園内のトイレ付近で、小林課長が首をつって死亡しているのを通行人が見つけ110番した。
小林課長は9日に外出後、10日朝になっても帰宅しないため、家族が捜索願を出していた。
公取委は昨年10月、市発注の土木建築工事の入札で、市職員が情報を漏らすなど談合に関与した可能性があるとして、独占禁止法違反の疑いで市役所に立ち入り検査。市幹部の事情聴取を進めていた。
小林課長は下水道企画課、土木事務所建設課長などを経て、昨年4月から下水道建設課長を務めていた。
公取委は「小林課長を聴取したことは否定しないが、自殺についてはコメントできない」としている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040511-00000193-kyodo-soci