2004年05月11日(火) 20時22分
美容整形手術で女性死亡 医師を書類送検(共同通信)
京都市下京区の「川崎クリニック山口美容外科」で美容整形手術を受けた滋賀県甲南町の女性=当時(50)=が脳死状態に陥ってその後死亡する事故があり、京都府警五条署は11日、執刀医に過失があったとして、業務上過失致死容疑で同医院に勤務する男性医師(34)=大阪府吹田市=を書類送検した。
調べでは、医師は昨年9月14日、女性に麻酔薬を投与して下あごの骨を削る手術を実施。女性は途中で気道閉鎖を起こし体内酸素濃度が低下、脳死状態になり、意識が戻らないまま10月2日、転院した病院で肺炎のため死亡した。
医師は、麻酔薬を使う手術では気道閉鎖などが想定されるのに酸素吸入のためのボンベを準備せず、業務上必要な注意義務を怠った疑い。
同署によると、医師は「救護措置が十分でなく悔やまれる」と容疑を認めている。100例以上の同様手術の執刀経験があるが、いつもボンベを準備していなかったという。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040511-00000223-kyodo-soci