2004年05月10日(月) 09時50分
Winny開発者、逮捕へ(ITmediaニュース)
共同通信の報道によると、京都府警は5月10日、P2Pファイル共有ソフト「Winny」を開発し、ユーザーが著作物を違法複製できるようにしたとして、著作権法違反ほう助容疑で東京大学助手の男を逮捕する方針を固めた。同日に任意同行を求め、容疑が固まり次第逮捕する。
P2Pソフトの開発者が権利者側から民事訴訟を起こされた例はあるが、「著作権法違反をほう助した」などとして刑事事件の対象になるのは世界的にも極めて異例。
Winnyは、「WinMX」で著作権法違反による逮捕者が出た後の2002年以降に急速に普及したP2Pソフト。コンピューターソフトウェア著作権協会(ACCS)の調査では、昨年1月の時点で約22万5000人が同ソフトを使ったファイル共有を経験していた。
開発者は「2ちゃんねる」の書き込み番号から「47」氏と呼ばれ、大学職員などと推測されていた。昨年11月、同ソフトを使用してゲームと映画を違法公開したとして京都府警が2人を逮捕した際、開発者の自宅も家宅捜索し、ソースコードなどを押収したとされる。
http://www.itmedia.co.jp/news/ (ITmediaニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040510-00000001-zdn_n-sci