2004年05月10日(月) 20時26分
VW乗用車リコール、2年半放置のクレームも(読売新聞)
フォルクスワーゲングループジャパンは10日、「VWニュービートル」などの乗用車で計3件の欠陥が見つかったとして、国土交通省にリコール(回収、無償修理)を届け出た。
このうち2件は、ユーザーからのクレームが2001年5月ごろから出ていたのに、昨年11月まで国交省に報告がなく、同省は迅速にリコールを届け出るよう文書で改善を指示した。
届け出によると、「VWニュービートル」など3車種計1万9250台(1998年8月—2002年7月製造)は、ブレーキランプのスイッチに欠陥があり、点灯しなくなる恐れがある。「VWポロGTI」の計2054台(2000年3月—01年10月製造)は、部品の溶接の欠陥でクラッチが使えなくなり、走行不能となる恐れがある。
また、「VWトゥアレグ」など4車種計1364台(2003年2月—04年2月製造)は、座席ベルトの固定金具が外れたり、配管の欠陥で冷却水が漏れてオーバーヒートしたりする恐れがある。
「ニュービートル」と「ポロ」のケースは、昨年11月、ユーザーから国交省に情報提供があり、同省の問い合わせを受けるまで報告されていなかった。同社は「ドイツのフォルクスワーゲン社との連絡に時間がかかり、報告が遅れた」と説明しているという。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040510-00000212-yom-soci