2004年05月10日(月) 22時01分
ポート社長にも「虚偽報告」か=日本人経営陣と「溝」−三菱ふそう(時事通信)
三菱自動車の欠陥をめぐる事件で、三菱ふそうトラック・バスのビルフリート・ポート社長が同社製大型車の後輪ハブの欠陥について、社内から正確な報告を受けていなかった可能性があることが10日、関係者の話で分かった。関係者によると、今年3月、後輪ハブの欠陥を国土交通省から指摘された際、ポート社長は「聞いてない」とひどく驚いたという。
神奈川県警に逮捕された前会長宇佐美隆容疑者(63)ら日本人経営陣が、ドイツのダイムラークライスラーから派遣されたポート社長らに大型車の欠陥の全容を明らかにしていなかった疑いもある。国交省関係者は「日本人経営陣と外国人経営陣の間に深い溝があるのではないか」と指摘している。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040510-00000661-jij-soci