2004年05月10日(月) 00時24分
人気の焼酎「森伊蔵」偽物、10倍の値段でネット販売(読売新聞)
ブーム過熱で「幻の焼酎」とも言われる鹿児島県の芋焼酎「森伊蔵」の偽造ラベルを張り付けた偽物をインターネットのオークションで販売したとして、大阪地検特捜部は9日、大阪府八尾市の自営業丸野義徳(48)、鹿児島県姶良(あいら)郡の無職郡山猛(47)、福岡県筑紫野市の蕨野彰(45)の3容疑者を商標法違反と詐欺などの疑いで逮捕した。
調べによると、丸野、郡山両容疑者は、鹿児島県垂水市の蔵元「森伊蔵酒造」が商標登録している森伊蔵の偽造ラベルを1・8リットルの1升瓶に張り付けたうえ、中には別の焼酎を入れ、3本セットでインターネットのオークションに出品。落札した大阪府内の男性から約8万6000円をだまし取った疑い。蕨野容疑者も同様手口で8万9530円をだまし取った疑い。
購入者が「味が違う」と同酒造に商品を持ち込み偽造が発覚、同酒造が刑事告訴していた。
森伊蔵は昔ながらの「かめつぼ製法」で作られ、「まろやかな味で、イモ特有のにおいもない」と人気を呼んでいる。店頭ではほとんど販売されていないため、定価は送料込みで約3000円だが、インターネットオークションでは、1本3万円前後で販売されることが多いという。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040509-00000314-yom-soci