2004年05月09日(日) 17時09分

窓口で声掛け７割防ぐ　おれおれ詐欺、郵政・北陸（共同通信）

　北陸３県（富山、石川、福井）を受け持つ金沢市の郵政公社北陸支社で、昨年１１月から半年間に、おれおれ詐欺になりかけた４０件のうち、郵便局の窓口で注意を促す声掛けにより約７割を防いでいたことが、９日までに分かった。
　富山市の富山北郵便局では４月６日、窓口の局員２人が、貯金を解約しに来た高齢の夫婦の会話からおれおれ詐欺と直感。夫婦を別室に案内し「事故当日に示談金を払うことは考えられない」と送金先の確認を説得し、被害防止に成功した。
　石川県松任市の山島簡易郵便局では２月２日、局長が貯金の解約に来た５０代の女性から「息子の交通事故で金沢東署から電話があった」と聞き出し、自ら同署に電話し詐欺と確認した。
　一方、利用者が冷静で局員が確認し切れず、送金してしまったケースも１３件あった。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040509-00000070-kyodo-soci