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病院によると、患者の容体急変に備え、二種類のリドカインが用意されていた。原液を10%に薄めた点滴専用(10ミリリットル)と、2%に薄めた静脈注射用(5ミリリットル)で、女性には短時間で効果があらわれるように静脈注射用を半分(2・5ミリリットル)投与すべきだった。
だが、研修医はリドカインが二種類存在することを把握しておらず、点滴用を用意するよう処方せんで指示。看護師が準備した点滴用を丸ごと一本(10ミリリットル)投与したため、結果的に通常の二十倍のリドカインが投与され、女性は中毒死した。
病院では研修医が処方せんを作成する場合、受け持ちの医師が書類に目を通し、サインするよう定めている。今回は受け持ちの男性医師(31)が書類を確認していなかった。病院は研修医と受け持ちの医師の二人を三日間の自宅謹慎処分とした。
藤井院長らはこの日行った会見で「亡くなった患者のご家族や地域、社会のみなさまに深くおわび申し上げます。研修医への教育を見直し、再発防止に努めます」と謝罪した。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20040509/lcl_____kgw_____000.shtml