2004年05月07日(金) 12時07分
ヤマダ電機の請求棄却 比較広告訴訟で前橋地裁(共同通信)
家電量販大手のコジマ(宇都宮市、小島章利社長)が同大手のヤマダ電機(前橋市、山田昇社長)より安いと表示しているのは違法として、ヤマダ電機がコジマに総額約2億円の損害賠償や謝罪広告などを求めた訴訟の判決で前橋地裁の東条宏裁判長は7日、ヤマダ電機の請求を棄却した。
判決理由で東条裁判長は「『調査もれがありましたら、お知らせください』などのただし書きがあり、常に価格が安くなっていると表示しているわけではない」とし「両社の間で激しい安売り競争が繰り広げられていることは公知の事実で、消費者を誤認させるものではない」とした。
判決によると、コジマは2002年10−12月、16都県の38店舗で、対象商品や根拠を明示せずに「ヤマダさんよりお安くします」と書いたポスターを張った。
ヤマダ電機側は「すべての商品がヤマダ電機より安い印象を与え不当」と主張。コジマ側は「調査をしており、表示は適正」と争っていた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000096-kyodo-soci