2004年05月07日(金) 10時29分
ヤマダ電機の請求棄却 比較広告訴訟で前橋地裁(共同通信)
家電量販大手のコジマ(宇都宮市、小島章利社長)が同大手のヤマダ電機(前橋市、山田昇社長)より安いと表示しているのは違法として、ヤマダ電機がコジマに総額約2億円の損害賠償や謝罪広告などを求めた訴訟の判決で前橋地裁(東条宏裁判長)は7日、原告の請求を棄却した。
判決によると、コジマは2002年10−12月、16都県の38店舗で、対象商品や根拠を明示せずに「ヤマダさんよりお安くします」と書いたポスターを張った。
ヤマダ電機側は「すべての商品がヤマダ電機より安い印象を与えたが、実際には安くしておらず不当表示にあたる」と主張。コジマ側は「価格競争の一環で適正な調査をしており、表示は適正」と争っていた。
両社は家電量販業界で売上高トップ級のライバル同士。1994年にも比較広告をめぐり、互いに損害賠償を求めて提訴したが翌95年に取り下げた経緯がある。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040507-00000064-kyodo-soci