2004年05月06日(木) 19時28分
5被告が詐欺事実認める 不正銀行口座の転売事件(共同通信)
不正に開設された銀行口座がおれおれ詐欺グループなどに密売された事件で、銀行から通帳などをだまし取ったとして、詐欺罪に問われた電話代行会社「ふれあい友の会」代表荻村忠明(41)ら5被告の初公判が6日、東京地裁(藤井俊郎裁判官)であり、全員が起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で「荻村被告は2001年7月ごろから、自分名義の口座の転売を始め、その後は求人広告で名義を貸してくれる人を勧誘していた」と指摘。荻村被告は「銀行マニュアル」を作成、個々の銀行の特徴を踏まえた応対方法を口座の開設者に詳細に指示していたという。
起訴状によると、荻村被告らは、昨年7月から10月にかけ、東京都内の4銀行8支店で、最初から転売を目的に普通預金の8口座を開設、通帳やキャッシュカードをだまし取った。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040506-00000160-kyodo-soci