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ハンセン病歴を理由に熊本県南小国町の「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」が国立療養所菊池恵楓園（けいふうえん）（熊本県合志町）の入所者らの宿泊を拒否した問題で、ホテルを経営する化粧品訪問販売会社アイスター（本社・東京）は６日、ホテルを閉鎖した。旅館業法違反で営業停止や罰金刑を受けており、「最大かつ最善の謝罪としてホテルを廃業する」としている。
ホテルは５日朝、最後の泊まり客がチェックアウトし、営業を終えた。全２７部屋は満室だったという。 ホテル従業員３７人のうち、本社派遣の５人を除く３２人は雇用について今月２０日までとの通告を受けた。従業員らは全日本建設交運一般労働組合（建交労）熊本県本部に加入し、分会（５日現在、１７人）を結成、５日、雇用継続と社宅・独身寮の利用についての要求書をホテル側に提出した。
分会はホテル側に、要求書への１１日までの文書回答と１３日の団体交渉開催を求めている。(05/06 17:09)