2004年05月05日(水) 20時38分
6日にも強制捜査 三菱ふそう前会長ら7人(共同通信)
横浜市で2002年、母子3人が死傷した三菱自動車(三菱ふそうトラック・バスに昨年分社)の大型車タイヤ脱落事故で、神奈川県警は6日にも、国土交通省に虚偽報告をした道路運送車両法違反と業務上過失致死傷の疑いで、三菱自の当時の副社長だった宇佐美隆三菱ふそう前会長(63)ら当時の幹部ら7人を強制捜査する。
神奈川県警は安全対策を軽視した会社ぐるみの事件と断定。法人としての三菱自も虚偽報告容疑で書類送検する。
調べでは、三菱自製の大型車で1992年から02年1月の横浜の死傷事故までに33件のタイヤ脱落が発生。宇佐美前会長らは事故後の同年二月、部品の欠陥を十分調査していなかったのに「原因はユーザー側の整備不良だ」と国交省に虚偽の報告をした疑い。
また同社幹部らは、頻発した脱落事故で部品の欠陥が疑われ、重大事故を予見できたのに安全対策を怠り、死傷事故を招いた疑い。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040505-00000147-kyodo-soci