2004年05月04日(火) 20時01分
虚偽主張、前会長が主導=連休明けにも取り調べ−三菱ふそうタイヤ脱落(時事通信)
三菱ふそうトラック・バスが大型車のタイヤ脱落原因を国土交通省に虚偽報告した問題で、三菱ふそうの宇佐美隆前会長(63)がリコール表明直前の今年3月、国交省を訪れて「脱落原因は整備不良」と説明していたことが4日、関係者の話で分かった。最高首脳が国交省に直接、虚偽説明をしていたことで、同社のうそがトップの主導による会社ぐるみだったことが濃厚になった。
神奈川県警など捜査当局は連休明けにも、道路運送車両法違反(虚偽報告)容疑で宇佐美前会長ら元最高幹部クラスの取り調べを始める。国交省も同法違反容疑で告発する。また、2002年1月に横浜市で起きた母子死傷事故の業務上過失致死傷容疑でも品質保証部門の元部長らを取り調べる。捜査対象は計7幹部になるとみられる。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040504-00000664-jij-soci