2004年05月04日(火) 15時28分
車盗難予防ステッカー苦戦 知名度不足?、普及せず(共同通信)
「第三のナンバーって何?」。多発する自動車の盗難を防ぐため、大阪陸運協会(大阪市)が、車の窓に張るとはがしてもナンバーと同じ数字のあとが残るステッカー「サードナンバー」を開発したが、知名度不足で普及せず、担当者は「効果はあるはずなのに」とPRに躍起となっている。
サードナンバーは、車のナンバーと同じ数字などを印刷したカードサイズのステッカーで、特殊な加工が施されているため、はがしても窓ガラスに数字などのあとが残るという。
このため、車を盗んだ犯人がナンバープレートを取り換えて転売しようとしても、元のナンバーが分かり、売りさばくことが難しく盗難防止の効果があるとされる。
2002年5月から半年間、兵庫県内で約3万6000枚を無料配布したところ好評で、03年2月、同県内のドライバーを対象に1枚1500円で発売を開始。その後、対象を近畿2府4県に広げたが、今年3月末までの販売実績は約2000枚にとどまっている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040504-00000053-kyodo-soci