2004年05月04日(火) 16時27分
15社で個人情報紛失や漏れ 159社共同通信調査(共同通信)
顧客などの住所、氏名、電話番号といった個人情報が過去約2年の間に漏れたり、顧客情報などを紛失した企業(グループ企業などでの事例含む)が主要159社中、15社(9・4%)に上り、漏れた情報は最大26万人分を超すことが、共同通信社がまとめた「危機管理アンケート」で4日、分かった。
情報技術(IT)の進展で、大量の情報を光ディスクに入れて運んだり、高速ネットでの瞬時の伝送が可能となった。このため、外部との不審なやりとりなど社員の電子メールを監視している社は50社(31・4%)に達し、情報漏れ防止のためカメラ付き携帯電話の利用を制限する社も11社(6・9%)あった。
情報システムへの不正侵入や意図的な流出にかかわった人に対しては計103社(64・8%)が「罰則強化が必要」と訴え、ほぼ3社に1社に当たる51社(32・1%)が「解雇など厳しい措置」をとる、と回答。企業は顧客の信頼確保のため個人情報保護の徹底に動いているが、情報流出は依然、後を絶たない。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040504-00000063-kyodo-bus_all