2004年05月03日(月) 02時03分
助成金不正受給は10億円 浅田容疑者の再逮捕容疑(共同通信)
大阪府食肉事業協同組合連合会(府肉連)の牛肉偽装事件で逮捕された元ハンナン会長浅田満容疑者(65)=詐欺容疑=の関連団体は、牛海綿状脳症(BSE)対策事業で期限外の乳牛などを買い取り、国の助成金(補助金)約10億円を不正受給していたことが2日、府警捜査2課の調べで分かった。浅田容疑者の補助金適正化法違反の再逮捕容疑とみられる。
捜査2課は連休明けに浅田容疑者のほか、同容疑で9人を再逮捕し、新たに関係者9人を逮捕する方針。
調べなどによると、関連団体は浅田容疑者が専務理事を務める全国同和食肉事業協同組合連合会(全同食)。
全同食は2001年11月ごろ、BSE対策事業で、浅田容疑者が代表理事の傘下団体「府同和食肉事業協同組合連合会(府同食)」から買い取った牛肉計1145トンの中に、事業対象に偽装した期限外の乳牛や対象外の牛の内臓が含まれていることを知りながら、農畜産業振興事業団(当時)に助成金計約10億円を申請し、不正受給した疑いが持たれている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000006-kyodo-soci