2004年05月01日(土) 22時18分
稲垣元長官から事情聴取 出資法違反事件で警視庁(共同通信)
稲垣実男元北海道・沖縄開発庁長官(76)が社長を務めていた投資顧問会社「キャピタルインベストジャパン」(東京都新宿区)が、高金利の資金運用をうたい投資家から金を集めたとされる出資法違反事件で、警視庁生活経済課と四谷署は1日までに、稲垣元長官から事情を聴いた。
生活経済課は昨年11月、キャピタル社が2002年11−12月に東京都板橋区の顧客ら2人から計約800万円を不正に集めたとして、出資法違反容疑で家宅捜索し、押収資料の分析を進めている。同社は今年1月に本店を移転、稲垣元長官は社長を退任した。
信用調査会社によると、キャピタル社は1977年、現在とは別の社名で設立したが、95年に事実上倒産。02年1月に稲垣元長官が社長に就任して社名を変更、成長企業への投資や資産運用のコンサルタントなどへ業務を大幅に変えた。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040501-00000173-kyodo-soci