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2004年05月01日(土) 20時11分

昨年度、苦情相談1万件超す−−県消費生活センター /和歌山毎日新聞

 ◇「覚えない請求は無視」と注意
 03年度に県消費生活センター(和歌山市)に寄せられた相談件数が前年度から3000件以上も増え、初めて1万件を超えた。センターは件数総数や内容別の件数を集計中だが、3月25日現在で件数は既に1万400件に達している。身に覚えのない債権回収通知書などが届くケースが急増しているという。
 センターによると、苦情相談件数は、00年度が4981件▽01年度が5813件▽02年度が7087件、と年々増加。03年度は、架空の債権回収団体から覚えのない債権回収通知書が自宅に届いたという事案が数千件に激増。携帯電話のショートメールでアダルトサイトの利用料金を架空請求する事案も増えており、センターはこれら不当請求の増加が総件数急増の原因とみている。
 深日恒昭所長は「身に覚えのない請求は無視し、決して返事しないでほしい」と注意を呼びかけている。センターは被害を防ぐため、自治会や老人会などへの出前啓発講座を実施している。センター(073・402・0159)。【久保聡】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040501-00000001-mai-l30