2004年04月29日(木) 23時47分
虚偽報告で前会長立件へ 三菱ふそうタイヤ脱落(共同通信)
横浜市で2002年、母子が死傷した三菱自動車(三菱ふそうトラック・バスに昨年分社)の大型車タイヤ脱落事故で、捜査当局は29日までに、道路運送車両法違反(虚偽報告)の疑いで、当時三菱自動車副社長だった宇佐美隆三菱ふそう前会長(63)と、花輪亮男三菱自元常務(63)らを立件する方針を固めた。
死傷事故では業務上過失致死傷の疑いで、当時の三菱自の部長級幹部らの刑事責任を追及、連休明けにも本格捜査に乗り出す。
立件対象は虚偽報告と合わせ7人に上るもよう。また県警に社内資料を隠した証拠隠滅の疑いでも元役員らの立件の可否を検討している。
関係者によると、三菱自動車製の大型車では1992年から02年1月の死傷事故までに33件のタイヤ脱落が発生していた。
事故後の02年2月、三菱自動車は部品の欠陥を十分調査していなかったのに「原因はユーザー側の整備不良だ」と国土交通省に虚偽の報告をした疑いが持たれている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040429-00000166-kyodo-soci