2004年04月28日(水) 18時59分
内職商法事件 従業員4人、きょうにも逮捕−−刀根被告らも再逮捕へ /宮城(毎日新聞)
主婦などにチラシ配りを持ちかけ契約金をだまし取る内職商法事件で、県警生活環境課と仙台北署は、東京都新宿区、通信販売業「ケーズ・ケア」の従業員4人を詐欺と特定商取引法違反(不実の告知)の疑いで28日にも逮捕する方針を固めた。同社などグループ7社の実質的経営者、刀根健治被告と幹部の2人=共に詐欺罪で起訴=も同容疑で再逮捕する。
調べでは、6人は昨年2月から7月にかけて東京都や神奈川、岩手両県などの主婦ら12人に電話をかけ、「チラシを配るだけで高収入が得られる」などと持ちかけ、計約500万円をだまし取った疑い。
県警によると、刀根被告らによる内職商法の被害者は、主婦を中心に全国で約9000人、被害総額は約40億円に上るとみられる。これまでに、刀根被告が経営する仙台市青葉区の通信販売業「メイプルウッドカンパニー」の幹部と従業員計10人が同容疑で逮捕されている。
これまでの調べで、刀根被告らは、約50万円の代理店契約料をだまし取った後、記憶が薄れた数年後に再び「契約は継続している」などと電話をかけ、複数の主婦から二重に契約金をだまし取ったことも分かった。【山寺香、青木純】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000003-mai-l04