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2004年04月28日(水) 12時41分

20食品群に表示義務付け 加工食品原材料原産地共同通信

 加工食品に使われる原材料の原産地表示の拡大を検討していた農水省は28日、厚生労働省と共同で開いた有識者会議で、乾燥野菜・果実、調味した食肉、塩蔵キノコなど計20の食品群を対象とすることを決めた。
 今年秋をめどに日本農林規格(JAS)法で表示を義務付け、2年程度の猶予期間も設ける。
 加工食品の原産地表示はこれまでウナギ加工品や乾燥ワカメなどごく一部に限られていた。今回の大幅拡大で、農水省は「(既に表示が義務付けられている)生鮮食品と、それに近い加工食品をほぼ網羅できた」(表示・規格課)とし、消費者の食品選びに役立ててもらいたい考え。
 今回新たに対象となったのは、乾燥もの(カンピョウ、干しぶどうなど)や塩蔵もの(塩サバなど)、ゆでまたは蒸したもの(ゆで卵など)といった食品群。緑茶、もち、コンニャクも含まれた。
 農水省は昨年11月、「加工程度が低く原産地が品質や価格に影響するもの」を基準に切り干し大根や味付けカルビなど大まかな対象品目を決め、最終的な絞り込みを進めていた。(共同通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000120-kyodo-soci