2004年04月28日(水) 00時17分
リコールは4カ月後 ベンツの2万4000台(共同通信)
後部トランクの取り付け不具合でけが人が出たり、火災が起きたりしたとして、ドイツのダイムラークライスラー日本法人は27日、乗用車「メルセデス・ベンツ」シリーズ14車種のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届けた。
国交省は昨年12月の監査でリコールの必要性を指摘。ダイムラークライスラーは3月に別のベンツでリコールを届けた際、国交省から届け出の遅れを指摘され、今回のケースも含め急ぐよう文書で警告を受けていた。
対象のベンツは1998年8月−今年3月輸入の約2万4000台。昨年10月1日、宇都宮市内でトランクを開けたところ、支える部分の取り付けが不適切なため、トランクのふたが落ち、1人が腰をねんざした。
エアコンのファンモーター回路や車高調整用の油圧式緩衝装置にも不具合があり、回路の発熱やオイル漏れで火災の恐れがある。2001年から昨年にかけ6件、火災が発生したが、けが人はなかった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040428-00000002-kyodo-soci