2004年04月27日(火) 12時03分
オウム道場跡に刑務所誘致 税収入で財政難克服(共同通信)
熊本県波野村は、同村中江にあるオウム真理教(アーレフに改称)の道場跡地に刑務所誘致を計画し、27日までに誘致要望書を法務省に提出した。
同村は誘致希望の理由として「固定資産税や、人口増加による税収入で財政難を克服できる。生活関連物資の需要も増えて経済波及効果も見込まれる」としている。
道場跡地は村役場から約4キロ南西にある約15ヘクタールの空き地。オウム真理教は1990年5月、波野村に進出して道場を建設したが、波野村が信者の住民票を受理しなかったとして、村に損害賠償などを求めて提訴。村が約9億2000万円の和解金を支払って、1997年に土地はオウム真理教の手から離れた。
現在は雑草や雑木などが生えた荒れ地で、これまで自衛隊の弾薬庫や産廃施設、農地利用などの案が出ていたが、いずれも実現しなかった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040427-00000094-kyodo-soci