2004年04月26日(月) 14時18分
三菱自動車元常務も聴取 大型車タイヤ脱落事故(共同通信)
大型車で相次いだタイヤ脱落事故の原因について三菱自動車が2002年、国に虚偽報告したとされる疑惑で、捜査当局は26日までに三菱自動車の花輪亮男元常務(63)から任意で事情聴取したもようだ。
元常務は当時、原因調査をしていた社内組織の事実上のトップ。捜査当局は三菱ふそうトラック・バス(三菱自から昨年1月分社)の宇佐美隆前会長も聴取している。
虚偽報告については国土交通省が道路運送車両法違反の疑いで三菱自動車側を告発する方針。捜査当局は一連の対応について上層部の関与があったか慎重に捜査を進めるとみられる。
関係者によると、02年1月10日に発生した横浜市の死傷事故を受け、国道交通省は同月下旬、事故で破断したタイヤと車軸をつなぐ部品「ハブ」の調査と報告を三菱自動車に要請した。
しかし三菱自動車は02年2月上旬、ハブの強度試験や調査をしていない段階で「ユーザー側の整備不良や過積載が原因」と報告した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040426-00000120-kyodo-soci