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信販大手の日本信販は２６日、自社発行の「ＮＩＣＯＳカード」会員９万９７８９人分について、カード番号などの個人情報が流出した可能性が高い、と発表した。さらにこれと別に約２２万人分の個人情報が流出した可能性もあり、警察や社外調査機関と協力して調査中という。同社は０３年７月にも会員のローン償還予定表を紛失している。
同社によると、流出したのは氏名、郵便番号、住所、電話番号、性別、生年月日、カード番号の７項目。３月上旬に会員から「身に覚えのない有料サイトの未納料金請求書が送られてきた」と相談が寄せられて発覚した。現在までに同様の相談が４件寄せられ、いずれも同社がダイレクトメール業者への委託用に、一定条件で抽出した名簿に含まれていた。金銭的に被害を受けた客はまだいない、という。
業者に手渡したＭＯ（光磁気ディスク）には、この名簿のほかに計２１万６４０７人分の会員名簿も収められていた。
同社は「現在まで会員から相談もなく、約３０人をサンプルに電話調査したが流出は起きていない」と話している。当面、９万９７８９人分についてのみ、謝罪文の送付やカード再発行などの対策を講じるとしている。
同社に関しては、昨年７月にも住宅ローン償還予定表に記載された同社の２４８２人分の個人情報が宅配便ごと行方不明になった事件があった。(04/26 18:53)