2004年04月25日(日) 20時16分
三菱ふそう前会長を聴取 タイヤ脱落事故(共同通信)
三菱自動車製の大型車のタイヤ脱落事故をめぐり虚偽報告をしたとされる疑惑で、捜査当局は25日までに、三菱ふそうトラック・バス(三菱自から昨年1月分社)の宇佐美隆前会長(63)=16日付で辞任=を任意で事情聴取したもようだ。
捜査当局は2002年1月10日に横浜市で起きた母子死傷事故をめぐり(1)業務上過失致死傷(2)道路運送車両法違反(虚偽報告)−の容疑で立件に向け、三菱自動車側を捜査。前会長から事故前後の会社の対応などを聴いたとみられる。
神奈川県警は5月上旬にも業務上過失致死傷の疑いで、三菱自動車の当時の部長級幹部ら数人を立件する方針を固めた。
虚偽報告については、宇佐美前会長ら上層部の関与の解明を急ぐ。
関係者によると、国土交通省は02年1月下旬、横浜市で起きた母子死傷事故でタイヤと車軸をつなぐ部品「ハブ」が破損していたとして、リコール(無料の修理・回収)の検討を含め原因を精査し報告するよう三菱自動車に要請した。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040425-00000140-kyodo-soci