2004年04月24日(土) 00時53分
不正報告後も8千万円給付 エスエスビーに厚労省(共同通信)
パソコン通信講座運営会社「エスエスビー」(東京)が厚生労働省の教育訓練給付金をだまし取ったとされる事件で厚労省は、山形労働局から不正受給の報告を受けた2002年11月以降も実態調査などをしないまま全国で給付金約8500万円を支給していたことが23日、分かった。
厚労省が全国調査を開始したのは約1年4カ月後の今年3月。同省雇用保険課は「不正受給報告後の給付がすべて不適正かは分からない。山形の不正がある程度明らかになってから類似事案の調査を始めた。この間支給の審査方法を見直すなど制度全体の適正運営の観点から誠実に対応したつもりだ」と話している。
同課によると、02年11月以降は約360人に計約8500万円が支給されていた。 山形県警のこれまでの調べでは、山形県内での不正受給は01年秋に始まったことが分かっている。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040424-00000004-kyodo-soci