2004年04月24日(土) 20時21分
「新口座に家賃」虚偽文書が横行−−県警など捜査 /岡山(毎日新聞)
岡山市内のマンションやアパートのポストに、不動産管理会社が変更したとして、新たな銀行口座に家賃を振り込むよう住民に求める文書が大量に投かんされていることが23日、分かった。これまで実際に家賃を振り込んだ人はいないが、管理会社は存在せず、変更事実もなかった。県警捜査2課と岡山西署などは詐欺未遂事件として捜査している。
文書は「ビルの売却につき管理会社が変更した」とし、振込先の金融機関名と口座番号、架空の管理会社名が記されていた。住民から相談があった市内の不動産会社によると、21日午前、同市大元、富田、花尻地区から問い合わせがあり、22日までに計約60件に上った。通常、変更する際は連絡先や変更理由を明記した文書に、所有権移転の登記簿を添えて送付し、今回のような文書で済ますことはないという。【植田憲尚】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040424-00000004-mai-l33