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2004年04月24日(土) 14時50分

「無農薬地場産米で名酒を」 農家、蔵元、消費者ら共同作業で地酒造り 北九州市、あす始動西日本新聞

 無農薬栽培の地場産米で名酒を—。北九州市の民間非営利団体(NPO)が、市民と共同作業での酒造りを計画している。公募した市民らと力を合わせ、田植えや稲刈り、酒の仕込みなどを行い、古里の誇りとなる地酒を生み出す試み。同市小倉南区の井出浦地区で二十五日に交流会「鴨(かも)ン井手浦」を開き、郷土料理を味わいながら取り組みをスタートさせる。

 酒造りを呼び掛けているのは、日本酒を中心に食文化を見直す活動を展開するNPO「酒乃一座」(同市門司区)。「地元にこだわった酒を、それも消費者と一緒になってつくりたい」と、同市小倉南区の老舗蔵元「無法松酒造」に相談したところ、取締役山家靖子さん(31)が「昔は地元産米を使って酒造りをしていたと聞いていたので、一度やってみたいと思っていた」と快諾。アイガモ農法に取り組む篠田源治さん(57)も「地元で特産品ができないかと考えていた」と賛同して構想が具体化。

 酒乃一座メンバーのソムリエ田村ともゆきさん(28)=同市門司区=は「農家や蔵元、流通関係者と消費者が一緒になって汗を流すことで、単に消費するだけでは見えなかった食文化への視点も出てくるのでは」と指摘。活動を通じ、食の安全性についても考えるきっかけになることを期待しているという。

 収穫したコメや、醸造した日本酒は参加者に配られる。会費は年間三千円(酒の配布がない未成年は千円)。問い合わせは、無法松酒造=093(451)0002。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040424-00000072-nnp-kyu