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ヤフー・ジャパン(本社・東京)が運営するインターネット上の買い物サイト「ヤフーショッピング」で21日から22日にかけ、誤って実際の約40分の1の価格で表示されたパソコンをめぐって、1億台以上の注文が殺到した。約2万人が購入を申し込んだが、このパソコンの販売元とされた業者は「売買契約をしていない」として、この注文に応じないとしている。
この業者はIT関連企業のカテナ(本社・東京)。同社によると、21日午後2時15分ごろ、5枚組みのDVDソフトを2787円(税込み)で販売するため、ヤフー・ジャパンにデータを送信した。ところが、ネット上では16日に発売されたばかりのアップル社製の11万5000円相当のパソコンに、この2787円の価格が付けられて表示された。22日午前2時ごろになって、客からの問い合わせで気付いたカテナがヤフー・ジャパンに削除を要求したが、同日午前11時まで表示されたままとなった。
ヤフー・ジャパンによれば、この買い物サイトの「コンピューター」のコーナーでは、掲載されている商品の写真や概要、価格の情報を、別の情報提供会社から買い取って表示する。商品ごとにコード表があり、販売元がコードを指定して販売価格を伝え、サイトに掲載される。その際、販売元は、ヤフー・ジャパンが事前に示す掲載内容について確認することになっているという。
ヤフー・ジャパンは、「カテナは正しいコードを指定していたが、情報提供会社が照合ミスをしたことは事実。だが、カテナが最終確認をしていない可能性もある」と説明。これに対し、カテナは「事前にヤフー・ジャパンから確認を求められなかった」としている。
(04/23 00:41)