2004年04月23日(金) 21時07分
携帯電話のトラブル多発 未然防止へ緊急説明会−−県消費生活センター /熊本(毎日新聞)
◇高校生ら若年層に急増−−27、28日に説明会
出会い系サイトなど携帯電話の有料サイトに絡むトラブルが、高校生などの若年層に急増しており、県消費生活センター(熊本市)は今月27、28の両日、高校の生徒指導担当者や保護者らを対象にした「トラブル未然防止緊急説明会」を同センターで開く。
携帯電話の出会い系サイトなどに接続しただけで、業者から「契約が成立した」として不当に高額の登録料などを請求されるケースが相次いでいる。高校生ら若年層の場合、親にも相談できずに悩み、小遣いからも支払いきれなくなるケースもあるという。
センターによると、昨年度の携帯電話トラブル相談は2912件と前年度の5倍近くに増え、うち313件が高校生の相談だった。架空請求のほか、「延滞金や事務手数料などとして17万円を請求された」(16歳男子)という不当請求、「操作ミスで登録完了となってしまい、5万円請求された」(17歳男子)といった相談が目立つ。
対策について同センターは「意思のない契約や、不当な高額を請求された場合、未成年者契約の取り消しや契約不成立の主張などの手段があり、必ずしも全額を支払う必要はない」と説明する。説明会は両日とも午後1時半〜3時半。参加は無料。問い合わせは096・354・4835。【石川淳一】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040423-00000004-mai-l43